羊毛フェルトでペンギンを作りました
皆さんごきげんよう、みゆおじさんです。
今日おじさんは100円ショップでとあるものを見つけました。クレバーな皆様ならもうお分かりですよね。
そう、羊毛フェルトキットです。
おじさんはペンギンさんがだ〜〜〜〜いすき。
そのため、このパッケージのペン助にも一瞬で心惹かれてしまいました。
おじさんは折り紙でマトモに鶴を折れないほどクソカスの不器用なのですが、丁寧に説明書も入っているようだし大丈夫でしょう…。
そんな驕りがありました。
じゃあ早速始めちゃお〜!いや、というか、こいつをまず開封しないとネ…(笑)
ベリッ
おっと。
いきなり変に袋が破けてしまいました。とても不安な幸先です。
とりあえず中身を出してみましょう。
なるほど。このカラフル毛束があのペン五郎の血となり肉となる部分ですね。
この紙は説明書のようなので、手順に沿って慎重に作っていかないといけません。
ちなみにこの時、おじさんは「新耳袋」というホラードラマを流しながら作業しておりました。
メチャクチャ観られている感がしないでもないですが、気のせいでしょうね。
え〜と、まずは白い羊毛をほぐしクルクルしながら一つにまとめる…。
OK。
次に、もう一つ土台となる羊毛をクルクルして先に作ったものと合体させる…。
OK OK。
多少形が違うようには見えますが、ちゃんと手順通りに制作しているので間違いないはずです。
さ、ではサクサク黒い羊毛を取り付けるところまで行きましょう。
優しい素材の藁人形?
ホラー作品を見ながら制作しているせいか、ふわふわ素材の丑の刻参りになってしまいました。
手順は同じはずなのにおかしいですね…。
とりあえず、ここまで来てしまえば後は目と口を取り付けるだけなので、それを乗り越えれば立派なペンペンに見えるはずです。
うぉぉ〜〜〜〜〜〜!
うわぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
なんということでしょう。完全に「敵組織に懐柔されてしまい脳を乗っ取られた味方陣営のトリッキーキャラ」のような面持ちになってしまいました。
おじさんの悲痛な叫びを聞いたのか、部屋に入ってきた母親に「ヒィッ」と軽い悲鳴を上げられてしまいました。
いやはや、人間には向き・不向きがありますね。
また、我が家の器用代表の母が「それ私が作り直していい?」と申し出てくれたので、おじさんは快くこのクリーチャーを明け渡しました。
そして自室でホラー作品やらアニメを眺めて数時間…。そろそろ完成した頃かと思いリビングに向かいました。
おじ「あれ?さっきのクリーチャーと説明書どこ?」
母「そこ。」
母が指を指した先には、くしゃくしゃに丸まった説明書がありました。
母「無理だった。何回も頑張ったけど、無理だった。家のペンキ塗ったりガチャガチャで取った変な自販機は組み立てられたけど、こればかりは無理だった。」
母は悔しそうにその丸まったモノを見つめました。
この中には、おじさんが生み出したクリーチャーをなんとかしようとした結果産まれた"ナニか"が封印されていることは明らかでした…。
おじ「いいよ、オカン…。羊毛フェルトはハードルが高すぎたんだ。勉強してからまた作ればいいよ。」
母「ヴェス。」
この経験を乗り越え、我々はきっと強くなれるはず…。
そして、今度はきっと成功させてみせる。
そう固く心に誓いました。
おしまい